MCI®GEL イオンクロマトグラフィー用充填カラム
イオンクロマトグラフィーとは
イオンクロマトグラフィーとは、低交換容量(数10 meq/g)の充填剤が充填されているカラムと数mMの希薄な電解質溶液を溶離液として用い、カチオンやアニオンを分析する方法です。煩雑な前処理が不要で、多種類のイオンを一度に直接分離・定量できます。
カチオン分析用 MCI®GEL SCK01
MCI® GEL SCK01は、スチレン系ポリマーにスルホン酸基を導入した充填剤が充填されています。Li・Na・NH4・K等の1価のイオンの分離にはHNO3水溶液が用いられます。また、同じ測定条件でモノ・ジ・トリメチルアミンなどのアミンも分離可能です。
2価の金属や遷移金属などは、充填剤への選択性が高く、1価のイオンの分離と同じ条件で測定しますとカラムから溶離してきません。そこで、エチレンジアミンなど金属イオンとキレート生成能を有する物質を溶離液中に添加しますと、適切な位置に溶離させることができます。このような方法で、Mg・Ca等のアルカリ土類金属や、Mn・Zn・Co・Cd等の金属の分析を行います。
- ご注意
- MCI® GEL SCK01を用いて1価カチオンを分析する場合には、重金属イオントラップ用プレカラムMCI®GEL SCK-PCを必ずご使用ください。
MCI GEL SCK01には低交換容量のイオン交換樹脂が充填されています。そのため溶離液中に存在する重金属イオンが僅かでも吸着されると、有効な交換容量が減少し、1価カチオンの溶離時間が短くなります。プレカラムはこのような汚染から分析カラムを守ります。
アニオン分析用 MCI®GEL SCA04
MCI® GEL SCA04は、アクリル系ポリマーに4級アンモニウム基を導入した充填剤が充填されています。溶離液には、バニリン酸・メチルジエタノールアミン水溶液、または、フタル酸水素カリウム水溶液等を用います。バニリン酸・メチルジエタノールアミン水溶液は、三菱化学が新たに開発した溶離液で、従来の酸性溶離液の欠点であったシステムピークが出現しないため、繰返し分析の迅速化に威力を発揮します。
- ご注意
- バニリン酸・メチルジエタノールアミン水溶液を溶離液として用いる場合は、カラムの寿命を延すために、プレカラムMCI®GEL SCA-PCのご使用をおすすめします。
MCI® GEL SCA-PCは、ポンプとインジェクターとの間に設置してご使用ください。
