両性イオン交換樹脂
DIAION®DSR01の食塩電解プロセスへの適応
イオン交換膜法食塩電気分解プロセスでは、電流効率を維持し、また膜閉塞を避けるために、電解槽内の硫酸イオン濃度を一定レベル以下に保持する必要があります。
ダイヤイオン®DSR01は、水のみを展開液(移動相)として塩類を分別認識することができますので、この樹脂を使用して、原料である塩化ナトリウムと不純物である硫酸ナトリウムを効率よく分離することができます。
下図は、典型的な食塩電解プロセスを模式的に示します。電解槽を出た液(淡塩水:食塩濃度が下がり、硫酸根濃度が相対的に増加しています)をダイヤイオン®DSR01を充填したクロマト分離カラムで処理することにより、硫酸ナトリウムのみを除去し塩化ナトリウムを再利用することが可能になります。

塩素酸イオンもあわせて除去
硫酸ナトリウムの除去は水のみを展開液として単管のクロマト分離で行われます。このとき、分離のサイクル間隔を調整することによって、電気分解の副生物である塩素酸ナトリウム(硫酸ナトリウムや塩化ナトリウムよりも溶離の遅い成分)を、次の分離サイクルで分離される硫酸ナトリウム画分と同時に、系外に除去することが可能となります。

